挑戦してみる1ー (ほぼ)パワハラで会社を辞める
レモンをレモネードにする前に、レモンがもう一個増えたら、それはもっと美味しいレモネードが出来る、と考えよう。
こんばんは。 Kiです。
殻を破り、なりたい自分になる。
その過程を、包み隠さず書く。
ブログを始めた当初の目的は、今も変わりません。 このブログを書きはじめて、自分の行動が少しづつ変わってきたと思います。
さて、今日は職業訓練校の説明会へ行ってきました。
何故、職業訓練校か。 そのストーリーが、本日のお題です。
(写真は関係ありません)
Kiは、現在雇用保険受給者です。
2017年6月末に会社を辞め、それからしばらくはすっかり体調を崩して病院通いでした。
当時、妻は臨月間近。
その時、私が抱えていた人間関係のストレスは、もう限界を超えていました。
ある日の夜。
深夜に帰ってきた時、自宅の玄関を前にしながら、涙が止まらなくなり、そのまま、玄関前で呆然と立ち尽くしていました。
どれくらいの時間立ち尽くしていたか、今も記憶がありません。
やがて、妻が玄関から驚いた顔をして出てきました。
「大丈夫? どうしたの??」
そして、玄関に入ってすぐ、2人で泣きました。 妻は、ずっと、私が人間関係のストレスと非効率な作業による長時間残業に苦しんでいるのを見るのが辛かったのです。
私は、
「ごめん。 一家の大黒柱として、役割を果たせなかった」
「生まれてくる息子と、もう離れ離れになりたくない。 出来るだけ一緒にいたい」
と言って、泣きました。
次の日の朝起きたら、もう身体が全く動かなくなっていました。 涙も止まらず、「もう、無理だ」と思い、妻とも相談の上、出社しないことに決めたのです。
それからは、すぐに心療内科へ行き、診断書をもらって、会社に提出。 身体も心も全く動かないので、妻に会社へ行ってもらい、退職手続きをしてもらう、という有様でした。
残念ながら、「休職」、という選択肢はありませんでした。 その勤務先の在籍期間は、僅か3ヶ月だったからです。
勿論、そんな短期間で退職するなど入社時は夢にも思っていなかっただけに、ショックも大きいものでした。
唯一の救いは、会社が雇用保険上の退職理由を「会社都合」にしてくれた事です。
人間関係のストレスは、パワハラに近いものだったので、会社都合にする事で、穏便に済ませる事を会社が選択したのかも知れません。
退職が決まった直後、妻と2人で、久しぶりにDVDを借りて、映画を観ました。
通称「ツレうつ」。
妻と2人、大泣きして観ました。
には、特に泣きました。
そして、8月、息子が生まれました。
それはもう、可愛い、の一言です。
そして、こうも思ったのです。
「やっと、失った時間を取り戻せる!」
Kiには、前妻との間に息子が1人います。
もう、かれこれ6年、会っていません。
所謂、「生き別れ」です。
その息子と暮らしたのは、たったの半年でした。 生まれてすぐ、元妻が家を出て行ったためです。
それからは、せいぜい月に一度息子と会える程度。 全く会えない期間も長く、息子が初めて立った時も、初めて喋った時も、私は見ることは出来ませんでした。
その息子も、私にとっては、愛しい、可愛い、息子でした。 だから、自分の意思で会えない事が本当に辛く、そのストレスで何度も体調を崩したものです。
子供に先立たれるのは、辛いです。
そして、生き別れるのも、やっぱり、辛いです。
前職を退職したのは、不本意な事でした。
一方、失業が、今の妻との息子と、多くの時間を過ごせる貴重な機会を与えてくれました。 私にとって、失われた時間を取り戻す、貴重な機会となったのです。
とは言え、元妻との息子から、どんな理由であれ、父親と接する機会を失わせてしまった罪の意識は、一生、消えることはないと思います。
前置きが長くなりました。
退職してから約1年。
この間、育児と、退職前から取り組んでいた資格試験の勉強に取り組みました。 そして試験は、6月末に無事合格。
そこで、これまでやってみたいと思ってモヤモヤしていた事を、実行すべく、その手始めに、このブログを始めた次第です。
そして、職業訓練校です。
比較的近いところにある、国所管の職業訓練校へ行きました。 目的は、雇用保険給付に必要な「活動実績」を稼ぐためです。
給付を受けるためには、この「活動実績」が、最低2回必要です。
ただし、職業訓練自体は興味があったので、楽しみでもありました。
見学したのは、電気設備施工のコースと、建築CAD住環境コースの2つです。
同じ、建築、建物施工管理の分野では一緒ですが、前者は、より電気の配線施工や、シーケンス設計がメイン。 後者は、電気関係は浅く学び、実際に図面を書いて、住宅の施工技術一般を学ぶ、という違いでした。
ここからは、私の私見になります。 ご了承下さい。
私には、向いていないと思いました。
理由は、いくつかあります。
- とにかく、「就職」がゴール。 とにかく出来るだけ早く就職したい人は良いと思うのですが、私は、もっと多様な働き方の中から自分に合った働き方を選択したいので、一度学校のプログラムに組み込まれると、「とにかく就職」という選択肢だけしか見えなくなってしまい、自分を追い込んでしまいそうと感じました。
- 全てが必要なプログラムではない。興味がある技術を学びたい、と思っている自分には、就職活動に必要なスキルを学ぶ時間が、勿体ないと思える。
- 直感。 「これ、やってみたい」、「不安はあるけど、勇気を持って、取り組んでみたい」 そう思えませんでした。
私の今までの人生、迷った時、「楽しいかどうかで選ばず、如何に困難な道を進むか」で歩んできました。 それは、上手く行くときもありましたが、どちらかと言えば、上手く行かない方が多かった気がします。
だから、今回は頭で考えるのは止めて、自分の直感に従って、歩みを進めるつもりです。
職業訓練校では、私の直感は得られませんでしたが、歩みは止めません。 試行錯誤を続けながら、いいことも悪いことも、このブログに書いて行きたいと思います。