発想を変えてみる1-黄金の貯金箱
品質のよくないレモンしかなくても、他の材料の質がよければ、美味しいレモンパイに十分なり得ることを、作り手は知っておくべきだ。
こんばんわ。 Kiです。
このブログは「毎日更新!」ではありませんが、頑張ったお陰で、今日で8日連続更新できました!
読者の皆様のお陰です。 有難うございます。 私も嬉しいです。
今日のお題は、「黄金の貯金箱」です。
何それ?
これです。
我が家の「黄金の貯金箱」
いつか忘れましたが、郵便局が景品として配っていたものです。
そう、実態は、単なる「金メッキのポスト型貯金箱」です。
なあんだ。
でも、ちょっと待って下さい。
この貯金箱、昨年の年末に
「使い道もないし、邪魔だからもう捨てよう!」
と思い、年末大掃除でさよならすることになった多くの服やモノと一緒に、ごみ袋の中に一度は捨てたものです。 はい、さよならー。
ところが胸騒ぎ。
何か、勿体ない気がする。
おもむろに、ごみ袋の中から取り出しました。
さて、どうしよう。 何かに使えないかな?
小銭を貯めていくったって、今更子供じゃないし。 でも、もし取っておくなら、何か使い道を探さなくては。
その時、ひらめきました。
よし、私の口癖である「どうせ」を言ったら、1回100円入れるのはどうだろう。
いわゆる、「ペナルティとして罰金」、という方法です。
日々の勉強を一回さぼったら、罰金。
「疲れた」と一回言ったら、罰金。
ダイエット中に甘いもの一度食べたら、罰金。
門限破ったら、罰金。
朝寝坊したら、罰金。
ペナルティを課すための理由は、いくらでも出てきます。
そこで、皆さんに質問です。
この方法で、決めたことを継続できましたか?
「はい、できました。 僕は、お尻を叩かれないと、続かないんです。 自分に甘いので。」
すごいです。 関心します。
でも、殆どの人って、こうじゃないですか?
「いいえ、出来ませんでした。 私は、お尻を叩かれないとダメなんですけど、それでも続がないんです。」
それが自然だと思います。
だって、罰金が山のように溜まって、嬉しいですか?
もし、罰金を貯金箱に貯め続けて、貯金箱が満杯になったとき、喜べますか?
中に詰まっているのは、「希望」ではなく、「自分が犯した失敗の山」です。
それを「反省と今後の修正」に活かせる強い人ならいいですけど、私は絶対無理です。
そこで発想の転換。
何かを犯して罰金を入れるのではなく、
何かいいことをしたら、お金を入れたらどうだろう。 そう閃きました。
私の「金メッキの景品」が、「黄金の貯金箱」に変わった瞬間でした。
それから7カ月。
この貯金箱も、あと少しで満杯になります。
どうやって使っているのか。
私は体を鍛えたかったので、こういうルールにしました。
- 早朝鎌倉山歩きをしたら、一回100円
- 腕立て伏せ40回やったら、一回20円
勿論、これらをサボった事の罰金はありません。 今もやる気が続いているし、継続できています。
そして今日、妻からの提案。
「ブログをアップしたら、1回20円はどう?」
Good Idea!
これで、3つ目のルールが加わり、俄然、ブログのやる気も上がりました。
じゃあ、溜まったお金はどうするのか?
ここに、私の継続のモチベーションがあります。
もうすぐ1歳の息子のために預金します。
何か続けたいことがあったら、
「それを止めた時に罰金を課す」
のではなく、
「続けたら、その都度、自分の大切な人のために貯金する。」
私のモチベーションは、この方法で大きくアップしました。
「人間、自分のためだけに頑張れるほど、強くない」
私は過去の様々な経験を通して、こう考えるようになりました。
自分のための勉強
自分のためのダイエット
自分のための仕事
自分のための運動
それだけでも辛いのに、罰金まで課すのは、自分に対してあんまりだ!
そう思いませんか?
ちょっと自慢話のようになってしまいましたが、個人的に、「発想の転換」をしたら、続けたいことが続けられるようになったので、もし、悩んでいる方がいれば、この記事がヒントになったら幸いです。
折しも、オウム真理教の死刑囚13人全員の死刑が執行され、数々の事件を指示した教祖はともかく、そのマインドコントロール下にあった部下達まで一斉に執行されたことに対する是非が、世間で問われています。
「何かをしたら罰する」ことは、現行の刑法の元、法治国家としての責務であり、また、遺族の受けた痛み、苦しみに見合う刑罰は当然、という意見が、今の日本では多数派を占めています。
私は死刑反対論者ではありません。 しかし、「処罰感情」が今後さらに日本で強まっていくことには懸念を覚えます。
だから、今の日本は「罰する」だけでなく、
「個人が自分にいい事をしたら募金して、それが社会にいい事にも繋がる」
ことをもっと応援したら、バランスが取れて、もっといい国になるのではないかな。 そう思っています。
以上、「黄金の貯金箱」でした。
おまけ
うちの庭には、丸々太った一匹のカエルが住み着いています。
3か月前は、うちで飼育していたこんなオタマジャクシでした。
写真以外にも100匹はいたはずなんですが、生き残ったのは1匹のようです。 他のは食べられちゃったかも知れません(共食い?)。
生き物の生存競争の厳しさを、思い知らされます。