レモン一つでレモネードとレモンパイとレモンケーキを作る!

FP(兼USCPA)がレモンをレモネードにする(逆境を転機に変える)ヒントを書き連ねます。 毎週月・木曜日に更新。

まとめてみる1 ー 夫婦が仲良く暮らす8つの秘訣

 

大切に育てられたレモンから作るレモネードは、美味しいに決まってる。

 

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試行錯誤中のこのブログ。 テーマも書き方も、全く定まりません。

 

今日は、ライフハッカー風に、僕が考える、「夫婦が仲良く暮らす8つの秘訣」を、ご紹介したいと思います。

 

かなり長い文章ですが、サクッと読めますので、是非、最後までお付き合い下さい。

 

目次

 

1. 相手に尊敬を払う

 

「いや、そんなの無理。 うちの夫(妻)なんか何にも取り柄ないし。」

 

とお思いかも知れません。

 

うん、無理に尊敬する必要はありません。 相手を自然に尊敬できる人は、言われずともしてますよね。

 

ここで言いたいのは、「普段の会話の端々に、こんな言葉って出てませんか? 」ってことなんです。

 

「えー、そんな事知らないの?」

 

「それ、常識でしょ!」

 

「(第三者に向かって)この人バカだからさ」

 

「ボケてる?」

 

これらの言葉で、あなたの伴侶は、傷ついていませんか?  

 

いや、こういう事言い合って、笑い合える夫婦なら、いいんです。 そういう人、私も知ってます。  

 

でも、こういう言葉、何年も続くと、ボディーブローの様に効いてきます。  言う側も、相手が怒らなければ、「あ、気にしてないんだ」と思い込んで、言葉の内容がエスカレートします。

 

夫婦関係が何かおかしいと思ったら、まず言葉遣いを見直してみましょう。 そして、相手の些細なことで良いので、尊敬できる点を探してみましょう。

 

2. 相手の言葉に耳を傾ける

 

これ、結構難しいですよね。 特に忙しい時とか疲れてる時。  そんな時は、自分が無理して聞いても、頭に入ってこないし、相手に悟られるので逆効果。  それなら、疲れている時は、疲れていると言いましょう。

 

でも、いつもいつも、相手の話に耳を傾けるのがしんどいと感じたら、少し自分の行動や考え方を見直してみましょう。  

 

「仕事をもう少しだけ、早く切り上げて帰れないか?」

 

「自分の事で精一杯で、余裕を無くしてないか?」

 

「相手の話は価値がない、と見下していないか?」

 

この3つを、是非ご自分に問いかけてみて下さい。

 

3. 相手の好きな事に興味を示す

 

いや、これも、別に、自分が好きでもないのに、旦那のパチンコに興味を示す必要はないんです。 ただ、相手がそれを好きなのは、ちゃんと理由があるはずなんです。

 

だから、例えば、

パチンコ=ギャンブル=無駄遣い=悪いこと

と捉える前に、

 

「何故、あの人はこれが好きなんだろう」

 

「あの人がこれを好きな事によって、夫婦関係に良い影響を及ぼしている事って、なんだろう」

 

と、ほんの少しでいいから、好奇心を持ってみて下さい。

 

例えば、

 

「相手が没頭してくれる事で、自分も好きな事が出来てる時間がある」

 

とか、

 

「あの人が熱中している時は、笑顔が多くて、私も安心するな」

 

など、ご自分の中で探してみると、新たな伴侶の発見があるかも知れません。

 

4 夫婦でも会話では伝わり切らない事があると知る

 

これには2つのパターンがあると思います。 

 

  1. お互いが遠慮して伝わらない
  2. 「言わなくても伝わる」と思い込み、伝える努力を怠る

 

どちらのパターンも、伝わらない事での誤解が生じてしまいます。 ここでよく起こるのが、何か問題が生じた時に、

 

「俺はあの時こう言った。なのにお前が聞かなかったから、こうなった」

 

とか、

 

「あなたがあの時言わなかったから、こんな事になっちゃったのよ」

 

という発言。 

 

言いたくなる気持ちはよーく分かります。 

だって、あなたは確かに言ったし、相手は言わなかったのですから。

 

でも、その言葉、出る前に、グッと我慢してみませんか?  

 

それは、遠慮か思い込みが原因。 コミュニケーションミスの原因は双方にあります。

 

上手く伝わらない事が多いな、と思ったら、例えば夫婦で交換日記なんかどうですか?  一行文でもいいんです。 書く事でしか伝わらない事も沢山ありますから。

 

5. 相手の前では笑顔を務める

 

これも、無理して笑顔を作る必要はないんです。 ただ、週末でいいので、自分を振り返って欲しいのです。

 

「俺は、一週間の内、一体どれくらい、笑顔でいたかな?」   

 

 「私は、あの人が笑顔で話してくれたことに、笑顔で返せてたかな?」

 

何も喋らずとも、相手がニコニコしていれば、それだけで、自分は安心するというもの。  やっぱり、「笑顔でいられる関係」は素敵ですよね。

 

6. 相手に尽くさない、犠牲にならない

 

家父長制の昔ならいざ知らず、「男は女の付属品」(さだまさし談)と言われる現代に、尽くす、尽くされる関係があるのか、と言われれば、あると思ってます。

 

そこは、人間の本能に根強く残る、従・主従関係。 夫婦関係においても、減ることはあっても、なくなりはしないでしょう。

 

もしあなたが、尽くす事に心から幸せを感じているのなら、それでいいのです。 問題ありません。

 

でも、もし、あなたが、自分を犠牲にして尽くしている、と思っていらっしゃれば、以下の2つの質問を、自分に問いかけてみて下さい。

 

1. 「私が尽くした事で、私が失っていることは何だろう?」

 

2.「私が尽くすことを、相手は本当に望んでいるのだろうか」

 

何故、犠牲になる事がいけないのか。

それは、犠牲になった分の見返りを、相手に無意識に要求しているから、なんです。

 

ここで問題になるのが、その相手が、尽くしてくれる事を特に望んでいなかった場合。(つまり、2の答えがNoの場合)

 

問題が起きた時に、自分の犠牲が報われなかった不満が、相手に爆発しかねません。 気をつけましょう。

 

7. 相手のプライバシーに極力立ち入らない

 

これも相手によります。

恥ずかしい事や失敗した事など全てを開けっぴろげにしても笑っていられる夫婦ならいいですが、もしそうでないなら、相手の性質をよく見極めた上で、どこまで立ち入るか、判断しましょう。

 

夫婦だって、お互いに秘密にしておきたい過去や現在進行中の事があるもの。

 

浮気

へそくり

友達とのLINEの会話

自分の恥ずかしいクセ

などなど

 

ヤマアラシジレンマ」(英語でhedgehog’s dilemma)って、ご存知ですか?

 

ヤマアラシは、体にまとったトゲで、敵の攻撃から相手を守ります。 そのトゲは強力で、実際に敵が不用意に攻撃して、死んでしまう事もあります。

 

そのヤマアラシが2匹。 お互いが友達になろうと近寄ります。  離れている分には大丈夫なのですが、近づき過ぎると、そのトゲが相手に刺さってしまい、痛い思いをします。

 

すると、この2匹は、「近づきたいのに近づけない」という一種のジレンマに陥ります。

 

痛い思いをしたら、離れます。  もう一度、近づくと、やっぱり痛い。 でも近づきたい。 これを繰り返す事で、いつしかヤマアラシは、「最も近づける最適な距離」を獲得します。

 

これが、ヤマアラシジレンマです。

 

夫婦も、いくら同じ屋根の下に住んでるとは言え、この「最も近づける最適な距離」を超えた空間 = プライバシー は、しっかりと守りましょう。

 

8.  上の7つの秘訣を自分で実践する

 

ここまで読んで、どう思われましたか?

 

「よし、明日から心掛けよう」

 

それなら大丈夫。 でも、これを本当に実践するのはかなり難しいですよ。 だから、無理せず、お気楽に。

 

「この記事を、あの人に見せたい。 あの人が実践すべき!」

 

気持ちはよーく分かります。 

でもね、ちょっと待って下さい。

それは、いつでも出来ます。 だから、先ずは、ご自分がそれを出来ているのかを、少し時間がかかってもいいので、自分に問いかけてみて下さい。  

 

相手を変えるには、多くのエネルギーと時間が必要です。 それに、相手が変わる保証は全くありません。 

 

ならば、自分から変わってしまう方が、安心確実、手取り早い。 そう思いませんか?

 

 

以上、「夫婦が仲良く暮らすための8つの秘訣」でした。 1つ1つが奥深すぎて、とても網羅できたとは思えません。 ご容赦下さい。

 

さて、この記事を書いてるKiは、離婚経験者です。 

 

そこでもうお気づきかも知れませんが、実は、この記事は、読者へのアドバイスを装って、過去の自分に向けての忠告として書いているのです。

 

今では、苦い思い出と共に、人生の教訓となりました。 

 

でも、ここまで書いておいて何ですが、夫婦関係はとにかく複雑で、こんな8つの秘訣で全てを解き明かし解決するのは到底不可能です。  

 

別の機会に、このテーマをもう少し深めて行きたいと思います。

 

何はともあれ、この記事が、皆さんの心を少しでも揺さぶってくれたら幸いです。