作ってみる5 ー 簡単アレンジ! ポークビンダルー
レモネードの作り方を忘れた、と深刻になる必要はない。 作り方を教える本は世の中に溢れているが、あなたは今、それをどうやって手に入れるかを知らないだけなのだ。
こんばんは。 Kiです。
大大大好きなカレーを作ったので、このブログにあげてみます。
参考にさせてもらったレシピ本はこちら。
「ポークビンダルー」
このカレーは、夏にぴったり!
豚肉と酸味とスパイスが渾然一体となって、疲れによく効きます!!
南インドはゴア州の郷土料理。
その起源は、16世紀にゴアを征服したポルトガル人がもたらした料理と言われており、他のインドのカレーと違って、レシピに白ワインを使っています。
最近ではレトルトも売っていて、例えば、インドカレーの様々な種類を小パウチで製造している「にしきや」。 このレトルトは本格的な味で、全く侮れません。
このポークビンダルー。
レシピ通りに作るとなると、かなりのスパイスの種類が必要。
記載のレシピで数えてみたら、なんと14種類もあります。
ホールスパイス:
カルダモン
メース
クミンシード
赤唐辛子
シナモンカシア
青唐辛子
パウダースパイス:
パプリカ
すりおろし
ニンニク
ショウガ
その上、先述のにしきやのサイトには、こんな記述が。
「本場のポークビンダルに欠かせないのは「カシミーリチリ」という、日本ではあまりなじみのない辛みのない唐辛子。にしきやは辛みが少なく甘みのある風味の唐辛子を探し出し、辛みが強い唐辛子とブレンド。カシミーリチリの風味を再現し、絶妙な酸味と辛みのバランスに仕上げました。」
にしきやはカシミーリチリまで使っているとは驚き。 個人が作るとなると、カシミーリチリは簡単に手に入りません。(Amazonにもない! もちろん、私も持ってない)
そもそも、南インド料理にこれだけの量のスパイスを使うのは、ゴアならでは。 その他の地域では、こんなに使いません。
そこで、今回は、必要最低限の材料で、ポークビンダルーを作ってみました。
以下のレシピは4人分
1. 豚モモ肉スライス 500gを食べやすい大きさに切る
2. 以下の材料をすり鉢で擦って、ボウルに入れる
- カルダモン 3粒
- クローブ 10粒
- クミンシード 小さじ1
- 赤唐辛子 一本(刻む)
3. ニンニク、ショウガのすりおろしを適量ボウルに投入
4. 穀物酢 大さじ1、料理酒 大さじ2をボウルに投入
5. コリアンダーパウダー 大さじ1、ガラムマサラ、ターメリック各小さじ1、塩小さじ1/2をボウルに投入
6. スライスした豚肉をボウルの中でよくまぜる。 お酢の作用で豚肉の色が変わる。 冷蔵庫に2-3時間置く。
7. カルダモン5粒とシナモンスティック一本をサラダオイル(大さじ3)で香りが出るまで熱する。
8. 玉ねぎ一個、青唐辛子2本をみじん切りにして、玉ねぎが色づくまで炒める。
9. マリネした豚肉を鍋に投入し、よく炒める。
10. トマト一個(ざく切り)を鍋に投入し、しばらく炒めてから、水250ccを入れて、30分ほど弱火で煮込む。
11. 必要に応じて、塩で味付けする。
ポイントは、お酢です。
豚肉の酸味がしっかり効いているかが重要!
こうして書いて見ると、最初のマリネがやはり面倒。 でも、ここを乗り越えると、あとは普通のカレーと同じ工程です。
出来上がりが、最初の写真です。
本当は、参考にしたレシピ本に載っている通り、お酢の代わりに白ワインビネガー、料理酒の代わりに白ワインを使うと、もっとポルトガルっぽい味になるのでしょう。
でも、日本酒使っても、美味しかったですよ。
妻も絶賛してくれました。
ちなみに、最初の写真に乗っている料理は、ポークビンダルーと、春巻きの皮で作ったミニサモサ(妻の作)、そしてセロリとにんじんのライタ(ヨーグルトサラダ)。
このプレートに舌鼓を打ち、出産後初めてアルコール解禁してビールを楽しんでいる妻の横では、我が息子がミニサモサを、文字通り「もさもさ」と食べています。
そんな我が息子が父のカレーを食べられる日も、そんな先ではなさそう。
なので、これから少しづつ慣らして、息子もカレー好きに育てようとと目論んでいます!