レモン一つでレモネードとレモンパイとレモンケーキを作る!

FP(兼USCPA)がレモンをレモネードにする(逆境を転機に変える)ヒントを書き連ねます。 毎週月・木曜日に更新。

挑戦してみる4ーStartup Weekend Tokyo 3

レモンでレモネードを作るのにかかる時間は人それぞれ。 ただし、どんなに時間がかかっても、レモネードを作っていることは、忘れてはならない。

 

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こんばんは。 Kiです。

このブログも、20本目を迎えました。

続けられているのは、応援してくれる妻と、読んでくれている皆さんのお陰です。

 

読んでもらえていることが、とても励みになります。 だから、このブログに書けるネタを探して実行しようと、真剣になれます。

 

本当にありがとう。

引き続き、100本目指して頑張ります。

 

今日は、Start Up Weekend Tokyo(SWT)の最終回です。

 

3日目最終日 8/5(日)の様子。

 

昨日も宿題をこなし、夜中2時にベッドへ潜り込む。 殆ど眠れず。 ただ、頭がフル回転していて、冴えている状態が続く。 

 

昨日と同じ東京ビッグサイトMaker Faire Tokyoに9時集合。  昨日参加のAさんが欠席、入れ替わりに、Bさんが参加。 

 

Bさん、Cさん、私の3人で、手分けして動く。

Bさんは発表用スライドの作成、Cさんは試作品のビデオ作成、そして、私は財務資料の準備と追加のマーケットリサーチ。

 

「マーケットリサーチ」とは、つまり、会場に遊びに来たママへのインタビューです。  ベビーカーを目印に、突撃しました。 

 

Cさんが作ったビデオを元に、「この商品、どう思います?」

 

「うーん、いいと思う。」

「いいけど、お金払うまでもないかな。」

「子供が寝ようとしてるときにお知らせされるとイラッと来る」

「悪くはないんだけど、メガネに取り付けると邪魔かな。」

 

色んな意見が出ました。

でも、「これ欲しい!」 と絶賛してくれる人は、いなかったかな…

 

走り回って、プレゼン資料を直していたら、あっという間に、最終プレゼンの16:00。

 

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各チーム待ち時間はたった5分。

その中で、アイディアの試作品をデモしつつ、

  1. 顧客ニーズはあるか?
  2. 競合商品と差別化できるか?
  3. 儲かる仕組みが作れるか?

 

をはっきりと審査員に伝えなければなりません。

 

私のチームは、12チーム中、最後から2番目の発表順。 私ももちろん、前に出て喋りました。

 

しかし、緊張からか、時間配分をしっかり出来ず、最後まで喋れず、途中で打ち切り…

 

審査員からは、

 

「じゃあ、僕が質問する時間をあなたにあげるから、喋れなかったことを喋って。」

と言われたので、

 

お母さん方が、如何にこの商品を必要としているかをアピールしつつ、

 

「我々のチームは、お母さんの悩みがなくなったら解散する!」

 

とユーモアも交えて見ましたが、審査員は苦笑… 外したかも。

 

もう1人の審査員は、

「子育て中のお母さん方は、沈黙の時間を満たしてくれるものを、本当に求めているのですか?」

 

と質問。

 

「どうしても子育て中はお母さんも目が離せないし、母乳をあげたり、ご飯作ったりで、忙しいから、話していない時間を教えて貰えるだけでも、とても助かるんですよ」

 

と、答えました。

 

そして、はっと気づきました。

男性チームが、全員男性の審査員に理解してもらうことが如何に難しいかを。

 

「共感が得られない…」

 

この時点で、高評価は得られないな、と確信しました。

 

そして、懇親会の会場で結果発表。

 

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優勝したのは、イベントの混雑状況を視覚化する仕組みをデモしたチームでした。

 

私たちのチームは、やはりアナウンスされることはありませんでした。

 

 

これを書いている今、悔しさがこみ上げて来ます。 自分の実力不足が、悔しくてたまらない。

 

次回リベンジする為にも、今回の反省点と、その対処をしっかり書いて、3回に渡ったSWTレポートを終わりたいと思います。  

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

 

反省1: アイディアがニッチ過ぎた。 

対処: もっと共感を呼べそうなアイディアを探す。

 

反省2: 技術がなさ過ぎた。

対処:  試作品作りの初歩的な技術を勉強する。 あくまで、初歩的な部分で。 

 

反省3: プレゼンでの、効果的な見せ方が出来ていない。

対処:  他チームのいいところを盗んだので、次回応用。

 

参考:  以下、全12チームの発表詳細です。

 

1、きくらげ大使館  3位
課題: きくらげのマーケットが拡大しない、食育をしたい
ソリューション: 感情のあるきくらげ栽培キットを作成し、育成体験を提供する

2、バトン型time keeper SMATON
課題: 会議に困っている。言いたいことが言えず、無駄が多く、まともな議論が成立しないことが多い。
ソリューション: バトン型プロダクト。会議の発言者に、光と音でゲージで時間をお知らせすることで、話のバトンを渡しやすくするファシリテーション支援をSMATONで提供する。

3、KOTO-NOBE (ぴょんぴょんモビリティ)
課題: 明確な課題なし。作りたいものを作ってきた。
世界観: スマホを使わない世界。
プロダクト: ぴょんぴょん飛んで、ユーザを光で導くプロダクト。
——

4、紙芝居
課題: ネットでのコミュニケーションを改善したい。紙芝居を使いたいが、既存の紙芝居には弱点がある。
ソリューション: 誰でも作ってリンクできる紙芝居。紙の前に透過ディスプレイを置くことでデジタルグラフィックを重ね、ストーリーを切り替えることができる。

5、スイゴー  1位
課題: ひとがたくさん来るイベントには混雑や待ち時間がつきもの。多くの参加者が混雑にストレスを感じている。イベント提供者からするとチャンスロスしている。
ソリューション: センサーを活用して混雑を見える化する。その情報をイベント参加者に直感的にフィードバックする。参加者も提供者も混んでないタイミングが分かり、満足度が上がる。

6、 “Beauty Hop” (Smart Mirror)
課題: メイクの悩みは尽きない。毎日肌のコンディションが違い、ベースメイクがそれに合っていない。既存のアプリでチェックしているかというとほとんどチェックしていない。
ソリューション: スマホで肌の写真を撮って課題解決してくれるアプリ。コンディションを教えてくれる。持っているどの化粧品を使うと良いかのアドバイスや、持っていない化粧品のレコメンデーションをしてくれる。


7、G-4871 Goodbye Motion Sickness
課題: 幼少の頃から乗り物酔いで苦しんでいる。酔いには個人差があり、薬も限られている。
ソリューション: そもそも乗り物酔いは、視覚と三半規管のズレに起因する。解消のために視覚に入る情報を変えるプロダクトとしてのメガネを開発した。G-4871。

8、PK戦ター&ロボットキーパー 2位
課題: フットサルうまくなりたい。一人でシュート練習できる場所を探したい。
ソリューション: PK戦ターという場をつくる。小型軽量、低価格、遊び心のあるキーパーのロボットをつくり、それを設置する。ボールの速度、方向を画像認識して、スコア化して表示できる。
競合: プロダクトの競合としては、実際ドイツには作っているのがある。しかし値段が高く、リースのみで販売されてない。

9、BOXY 物々交換のプラットフォーム
課題: 既存のフリマアプリで出品しても売れないことがある。欲しいものは安く買いたい。処分するには費用がかかる。
ソリューション: センサー、IoT活用した空きボックスを設置する。ユーザは空きボックスを探していらないモノを入れれば物々交換できる。最初はファッションに絞る。

 

10、Speace!! ママの悩みを会話で笑顔に

マイチーム!
課題: 子育てするママの不安を解決したい
ソリューション: 眼鏡に小型マイクを取り付けて音を拾うデバイスをつくる。長時間会話がないことに気づけるようにお知らせする。良い香りが出る。将来的にはストレス発散行動に誘導する。


11、synchro 笑顔を感じられるデバイス Wara^UU^
課題: 親子離れ離れなど、離れて暮らしているケースでは笑いが共有できていないのではないか。笑いが幸福につながる。
ソリューション: 笑っていることをセンシングするデバイス Wara^UU^ を開発。笑いを検知してシンクロして大事なひとが笑っていることをクラウドを介して伝える。

 

12、Laf先生.AI -わかりたいを気軽に解決-
課題: 中学2年生は勉強について分からないが分からない。つまらない。スマホは持ち込み禁止。
ソリューション: 授業のあと家に帰ってスマホで、チャットで質問ができる。撮影した黒板画像を解析してピンポイント解説動画が送られてくる。スマホは持ち込み禁止なので、教室で使えるようなカメラのついたペンを開発する。

◆結果発表

3位: きくらげ大使館
2位: PK戦ター
1位: スイゴー